高度先進医療
心筋梗塞はメタボリック・シンドロームによって増えており、発症による致命率がきわめて高い病気です。
狭心症や心筋梗塞などのの診断をする場合、今までは心臓カテーテル検査が中心となっていましたが、患者様にとって体への負担やリスク、また入院にともなう、長い拘束時間などが問題点でもありました。山王台病院では、これらの問題点を解決する世界最高水準のCT(コンピュータX線断層像)検査機器を導入しました。
64列マルチスライスCT
今までで、心臓の検査といえばカテーテル検査だけでした。しかし、カテーテル検査は、長時間の安静が必要であったり、場合によっては入院しなければならないことがあります。
しかし、マルチスライスCTによる心臓の検査は、検査中の注射のみで済みます。造影剤という注射をしながら、10分にも満たない検査、数秒の息止めだけで心臓の検査ができるのです。
いままでのCTでは不可能だった心臓の撮影ができることによって、検査を受ける方の負担を一気に減らすことができたのです。
一度は心臓の検査をしてみたい、胸の痛みが気になる、といったことは、どうぞお気軽に当院の医師にご相談ください。通常の外来で、大きな負担を負うことなく検査できます。
A図は、心臓から流れる血管をを撮影したものです。
胸からおなかにかけて流れる大動脈だけではなく、そこから体の各所に流れていく細かい血管の様子が手に取るようにわかります。
血管が細くなったり太くなったりしていないかどうか、詰まってしまっていないか、動脈硬化のぐあいはどうかなど、さまざまな情報を得ることができます。
この写真を撮るためには、造影剤を注射し、7秒程の息止めをしていただくだけです。
B図は、背骨と肋骨をはじめとした、上半身の骨を撮影したものです。
ご覧の通り、骨だけを見事に取り出したような写真が撮れます。
骨が折れたり変形したりしていないか、こういった確認を一目で行うことができます。
この写真は注射もなく5秒程の息止めだけです。
C図は、肝臓から出る消化液「胆汁」の流れる道(胆管)を撮影したものです。胆のうや胆管に石がないかどうか、変に太いところや細いところがないか、一目瞭然となります。
D図は、腰から足にかけての骨と血管(動脈)を撮影したものです。
このような表向きと裏向きだけでなく、いろいろな向きの写真を一回で撮ることができます。
マルチスライスCTは、こういった長い範囲を一度に撮影することにも優れています。この写真を撮影したときも、検査時間はほんの数分でした。
こういった検査を、わずかな時間で行うことができます。
どの撮影でもほんの数分、ベットに寝ていただくだけです。
ご不明な点は、どうぞお気軽にご質問ください。

心臓の全体像だけでなく、心臓に栄養を送っている「冠動脈」という細い血管をはっきり写します。動脈硬化や心筋梗塞といった恐い病気を早期に発見します。

A.心臓から流れる血管

B.上半身の骨

C.胆管

D.腰から足にかけての骨と血管
最高の技術を提供する
オランダ PHILIPS 社製マルチスライスCT
CTを製作している会社はいくつもありますが、その中でもオランダのフィリップス社マルチスライスCTは心臓検査において他を圧倒する能力があります。
わずか5回の心拍の間に写真を撮ることができ、実際に息を止めてもらう時間は10秒にも満たない短いものです。また、あらかじめ心臓の動きを遅くする薬(ベータブロッカー)を使用する必要もなく、より安全に、より高画質な画像を得ることができるのです。
64列マルチスライスCTそのものは茨城県内で10台ほど稼働していますが、フィリップス社製の64列マルチスライスCTは当院だけが導入しています。(2007年2月現在)
最高の性能を持つ装置によって、質が高く、より正確な検査を患者様に提供したいとの想いから、2006年9月に導入しました。
| 心臓 カテーテル |
他社 64列マルチ スライス |
当院 64列マルチ スライス |
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|---|---|---|---|---|
| 検査時間 | 30分〜1時間 | 5〜10秒 | 5秒 | |
| 不整脈・心筋症 による 検査の制限 |
なし | あり | なし | |
| 高 心 拍 症 例 |
βブロッカー | 使用しない | 使用せざるを えない |
使用不必要 |
| 画質精度 | ─ | 中等度 | 高画質 | |
| 入院の必要性 | あり | なし | なし | |
| 費用(自己負担) | 42,000〜 55,000円 |
6,600〜 7,100円 |
6,600〜 7,100円 |
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